2024年パリ五輪の柔道競技で、男子60キロ級の永山竜樹選手とスペインのガルリゴス選手の試合における判定が物議を醸しています。
この記事では、その試合を担当した審判の一人、エリザベスゴンザレス氏のプロフィールと経歴について詳しく紹介します。
柔道パリ五輪で誤審疑惑の審判エリザベス・ゴンザレスとは?
パリ五輪・柔道男子60キロ級・準々決勝で審判を担当した、エリザベス・ゴンザレス氏。
エリザベス・ゴンザレス氏は、メキシコ出身の国際柔道審判員です。
エリザベス・ゴンザレス氏は2024年パリ五輪の柔道審判として選出された16人のうちの1人で、メキシコ人女性として初めて五輪の柔道審判を務める歴史的な人物です。
エリザベス・ゴンザレス氏の主な審判歴
では、気になるエリザベス・ゴンザレス氏の審判歴をみていきましょう。
2021年のグランドスラム以降、世界選手権大会やIJFマスターズなど、柔道界の主要な国際大会で審判を担当ています。
日付 | 大会名 |
2023年6月4日 |
グランドプリ ドゥシャンベ |
2023年5月13日 |
世界選手権 ドーハ |
2023年2月5日 |
グランドスラム パリ |
2023年1月29日 |
グランプリ ポルトガル |
2022年12月22日 |
IJF ワールドマスターズ エルサレム |
2022年10月23日 |
グランドスラム アブダビ |
2022年8月13日 |
世界ジュニア選手権 グアヤキル |
2022年7月17日 |
グランプリ ザグレブ |
2022年6月26日 |
グランドスラム ウランバートル |
2022年6月5日 |
グランドスラム トビリシ |
2022年1月30日 |
グランプリ ポルトガル |
2021年11月28日 |
グランドスラム アブダビ |
2021年11月6日 |
グランドスラム バクー |
参考:JudoInside
これをみると、過去3年国際的な大会で幅広い経験を積んでいることがわかります。
世界選手権やグランドスラム、グランプリなど、柔道界の重要な大会で審判を務めてきた実績もあります。
この豊富な経験が、今回のパリ五輪審判選出につながったと考えられます。
エリザベス・ゴンザレス氏の学歴
それでは、エリザベス・ゴンザレス氏の学歴を紹介します。
学位から博士号まで取得している、高学歴な人です。
- グアダラハラ大学クエルナバカ健康科学センターで心理学の学位を取得
- チワワ大学で2つの修士号を取得
- チワワ大学で博士号を取得
これらの学位は、競技者の心理状態の理解や、ストレスの多い状況下での的確な判断力の向上に役立っています。
ただ、選手と同様、人間なので判断を間違うこともあるとは思います。
柔道パリ五輪の誤審疑惑に世間は?
今回の誤審疑惑は、審判の「待て」の後にもスペインのガルリゴス選手が永山竜樹選手に技をかけ続け、
その結果失神したと判断され、永山竜樹選手が負けたことになります。
ポイント
「待て」の後にも技をかけることが、そもそも反則では?
というのが、永山竜樹選手をはじめ世間の声でした。
審判が待てをかける。
↓
待てが出たので永山選手は力を抜く。
↓
ガルリゴスが締め技を続け、力を抜いた永山は失神したと勘違いされる。
↓
審判はこれを見て、相手の一本勝ちとした。
↓
会場からは、審判結果にブーイングの嵐。柔道の審判はどうなってるの?
こんなの相手の反則負けだよ。 pic.twitter.com/cmtxxuuX72— 妖精トロール🧚カバじゃない (@amse070707) July 27, 2024
オリンピック柔道の誤審…
審判は待て、の合図を出したのに相手選手は締めるのをやめなかった、そして数秒ほったらかし…
そうか! 審判は自分に"待て"と言ったのか
— Typeびぃ (@sleq13) July 27, 2024
柔道の審判の件、反則負けにならずに永山選手の一本負けになるなら、篠原が誤審で銀メダルになったことで国際大会でビデオ判定入れたのに、これじゃなんにも意味ないな。 pic.twitter.com/Xhd0POqzIq
— お侍さん (@ZanEngineer) July 27, 2024
また、誤審が起こらないようにビデオ判定があるにも関わらず、
日本の鈴木桂治監督らが審判団に抗議しましたが、判定は変わりませんでした。
柔道パリ五輪の審判は過去にも
エリザベス・ゴンザレス氏について今までに誤審疑惑があったのか?
実は、2023年世界選手権ドーハ大会でも疑惑判定がありました。
さらにその疑惑の判定の行為を行った選手も、今回と同じスペインのガルリゴス選手でした。
このエリザベス・ゴンザレスって審判世界選手権ドーハ大会で高藤直寿VSガルリゴスのときにも審判しててガルリゴスが危ない技(立ち関節技気味に)かけてるのに勝ちにした誤審の人じゃん
ガルリゴスもエリザベス・ゴンザレスも最低すぎる #永山竜樹 #パリオリンピック #柔道 #高藤直寿 pic.twitter.com/uT8puUNXur— わさビーフ (@nhs46_zaka) July 27, 2024
その高藤直寿さんは、現地入りして試合をみていました。
うーん。。。
— 高藤直寿TAKATO NAOHISA (@naohisatakato) July 27, 2024
ご自身も誤審疑惑を経験しているので、判定に納得がいかない気持ちだった様子です。
大会側は落ちたタイミングがわからないとの事。
でも本人は待てって聞こえて体勢を変えようとしたみたい。
抗議は通らず。
いち早く切り替えて欲しい。 https://t.co/5sxrVomy0w
— 高藤直寿TAKATO NAOHISA (@naohisatakato) July 27, 2024
落ちたタイミングが分からないなら、なぜ反則負けと断定できたのかは理解不能です。
高藤直寿は誤審疑惑を否定
ただ、2023年世界選手権ドーハ大会の自身とガリゴス選手の試合での誤審疑惑については、完全否定しました。
一つ言いたい。
僕がガリゴと試合した時の技がどうとかこうとか、言われてるけど、僕は普通にぶん投げられて負けました。
2023年の世界選手権で誤審は1ミリもなかったですよ🫡あとこの前ガリゴに誘われて一緒に柔道セミナーやりました👌… pic.twitter.com/JJfWjJtFbN
— 高藤直寿TAKATO NAOHISA (@naohisatakato) July 29, 2024
まとめ
この記事では、柔道パリ五輪で誤審疑惑の審判エリザベス・ゴンザレス氏について、紹介しました。
永山竜樹選手とスペインのガルリゴス選手の試合における判定については、様々な意見があります。
アスリートの安全が第一に保証されるように、審判団のレベル向上も今後は課題になるのではないでしょうか?